Repeat Machine

学術記事を元に、それらしいことを呟いていきます。

自尊心は生産効率に何ら影響を与えません。

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まぁ、結局は独りよがりだものね。

 

「自尊心は生産効率に何ら影響を与えません」はさすがに誇張が過ぎる。自尊心は特定の分野に限り若干の効果は確認されたものの、多くの分野で無効ないし逆効果である、が適当ですな。

具体的には、

・学業成績と自尊心の高さは相関しない。どれだけ『自分はできる』と落とし込んでも変わるのは自己の過大評価具合。

・職業の成功と自尊心の高さは相関しない。自尊心は『負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じぬくこと』の構成要素で実に煌びやかだが、効率のいい行動とは言えない。

・好感度と自尊心の高さは相関していない。「いったいいつから、自身の自身に対する自己評価が他人からの好感度に繋がると錯覚していた?」あと人間関係の質・量・時間と自尊心も相関しないで。

・攻撃性と自尊心の高さは相関しない。低くても相関しない。非行少年が非行に走るのは自分を認められないからではなく他人(特に親)から認められたいからである。或いは…。

・自発的行動と自尊心の高さは相関しない。自分を尊厳するなら、動かないほうがいい時も探れるはず。なりふり構わず動く俺スゲー! というのは単なるバカ。

大体は、こんな感じ。

これで「どんなに苦しくても、やる気があれば何でも出来る!」なんてほざく上司を十字架で殴る口実ができたわけだ。

 

生産効率とはほぼ関係ない自尊心だが、じゃぁ自身の尊厳を蔑ろにしていいというわけでは、決してない。

自尊心と幸福感は大いに相関している。自分に対してどれだけ許せているか、許容できているかによって物事のとらえ方が大きく変わってくるからだ。だからと言って高い自尊心がストレスに打ち勝てるわけではないぞ。

 

「それに、自分がここにいる意味を定めてないと、価値を見出してないと、やっていけないだろう?」

自尊心を必要とする理由は、まさしくこれである。

 

 

 

ps.

自尊心の区分けのうちに、自分を認められないがゆえに「自分はすごい!」と自分に説き伏せる防御的なものがある。

巷でいう、ナルシスト。

表面は自尊心が高い人のそれと同じだが、傷つけられた時の攻撃性はかなり過剰なのでみんなにげよう。